湿気とカビから家族を守ろう!快適・健康な暮らしを叶える住まいの工夫

梅雨や夏の時期になると気になってくるのが「おうちのジメジメ」。 実はこの湿気、放っておくとカビの発生や体調不良、さらには建物の劣化につながってしまうこともあるんです。 

この記事では、新築やリノベーションを考えている方に向けて、湿気やカビに負けない家づくりのポイントを、性能・間取り・素材の選び方という視点からわかりやすくお伝えします!

梅雨の湿気対策

湿気ってどこから?家の中のジメジメの原因と要注意スポット

湿気というと、外からの影響を思い浮かべがちですが、実は普段の生活の中にも湿気の原因がたくさん潜んでいます。

  • 室内干しやお風呂の湯気
  • キッチンでの料理中に出る蒸気
  • 人やペットから出る汗や呼吸による水分
  • お風呂のあと、扉を閉めっぱなしで湿気がこもる状態

中でもお風呂場は要注意。使用後に扉や窓を閉めたままだと、湿気が逃げ場を失ってカビの温床に。換気扇もすぐに止めず、30分〜1時間ほどは回しておくのが理想です。そして、窓がある場合は少しでいいので開けることを習慣にしてください。

カビが出やすい場所はここ!

  • 日当たり・風通しの悪い北側の部屋や収納スペース
  • 結露しやすい窓のサッシまわりや壁のすき間
  • 脱衣所や浴室、洗面台まわりの水気の多い場所

湿気に強い家にするための3つのポイント

梅雨のカビ対策

湿気やカビ対策は、掃除や除湿器だけでは根本解決にはなりません。 家そのもののつくり方を工夫することで、ぐっと快適に暮らせるようになります。

1. 空気の流れを考えた換気設計

24時間換気システムをしっかり使うだけでなく、窓の配置や開け方を工夫することで空気の流れをつくることができます。

例えば、対面に窓を設けて風の通り道を確保したり、吹き抜けで上下に空気を動かしたりするのも効果的です。

お風呂や脱衣所も換気設備をきちんと整えて、湿気がこもらないようにしておきましょう。

2. 結露を防ぐ断熱と、空気を整える素材選び

外との温度差で起こる結露は、湿気の原因のひとつ。

高断熱のサッシや壁を使えば、結露を防ぐことができます。さらに、珪藻土や無垢材など、調湿作用のある素材を取り入れると、室内の湿度が自然と整いますよ。

3. 湿気がたまりにくい間取りと収納の工夫

収納の中は空気がこもりがち。風の通り道をつくることが大切です。

スノコなどでクローゼットの床を少し浮かせる、などちょっとした工夫で湿気がたまりにくくなります。

カビの影響は見た目だけじゃない!健康と家の寿命にも関係あり

カビは、見た目が悪いだけじゃなく、アレルギーや喘息、肌荒れの原因になることもあります。

さらに、家の柱や断熱材にまでカビが広がると、家そのものの寿命も短くなってしまいます。

つまり、「湿気を感じない家」は、家族の健康と住まいの資産価値を守るためにも、とても大切なんです。

これからの住まいづくりでは、断熱・通気・素材選びを含めた湿気対策が重要となります。

今の家でもできる!湿気対策の工夫

「この部屋だけカビ臭い」「収納の奥にカビが...」なんて経験はありませんか?

そんな方も、今からできることはたくさんあります。

換気の見直しや調湿アイテムの導入、素材の変更など、小さな工夫で快適さは大きく変わります。

新築やリノベーションを検討中の方なら、最初から湿気対策を意識して設計することで、より安心・快適な住まいが叶います!

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